新学期が落ち着いたと思ったら、早くもプール管理の季節になってきました。
子供たちの元気な声がプールサイドに跳ね返ってきます。水質管理はもとより、施設・設備の点検は重要な検査で、学校に行かなくてはできないことですので、よろしくお願いします。排水の管理や足洗い場の管理なども、一緒に点検するといいでしょう。
(注意:プールのあと皮膚にかゆみが出たときは茶毒蛾の被害も考えられます。)
当会学校薬剤師会ホームページをリニューアルし、「学薬だより」、大会案内、総会報告などだれでもご覧になれるように致しました。先日は福島の大学から参考書の注文が来て、いろいろな方に利用していただいていることがわかります。学校薬剤師の仕事をホームページからも知っていただけることと思います。
平成20年度の1回目の学校薬剤師研修会が22日、さいたま市民会館おおみやにおいて開催され、約250名が参加して会場は満員となりました。
埼玉県教育局県立学校部船津三樹男主席指導主事、埼玉県薬剤師会鯉渕副会長、埼玉県学校薬剤師会会長白石の挨拶のあと予定に従い3題の講演があり、大雨が心配されましたが小雨の中、4時半に終了しました。
講演1 「学校薬剤師の執務について」
白石からは、学校薬剤師の歴史、学校環境衛生の基準の経緯、学校環境衛生の基準に基づいた執務内容などの説明とともに、学校薬剤師執務記録をしっかり記入し、校長に届けることをお願いいたしました。
今年6月18日に学校保健安全法が国会を通過し、来年21年4月から施行されます。学校環境衛生基準として文部科学大臣が定め、校長が管理責任者となります。学校環境衛生の維持管理・学校薬剤師の重要性も増してきます。
その他、水筒の水質汚染状況の実験結果を示し、その衛生的な管理の指導の必要性やビデオによる照度測定方法の実際を放映し、参考にしていただきました。
続いて、保健体育課謝村主幹より学校に通知している「学校薬剤師の積極的活用について」の説明とともに、昨年度実施した学校薬剤師の執務についての調査結果が報告され、学校が用意する記録簿の用意、執務の記入、記録簿の保管の徹底について詳細な説明がありました。
一概に年間何回学校に行くかということは示せないが、各自が都合にあわせ、基準の内容に合わせ執務することが求められます。学校薬剤師としての執務と必ず記録簿の記入、報告を行うよう話がありました。
続いて、学校保健法の改正点について新旧対照表に基づいた説明があり、よく理解できた事と思います。
講演2 「薬物乱用防止教室の講演の実際」
川越市学校薬剤師会の森山康代学校薬剤師から、中学生を対象とした「飲酒」教育で好評を得た授業の進め方が示されました。
導入は、養護教諭から事前アンケートを紹介、問題点を取り上げることから始めます。
内容は @記憶のコントロール
A急性アルコールの中毒死
B感情のコントロール
C胎児への影響
これらを軸とし、酔いのメカニズムの写真やジュースと間違えそうなアルコール飲料などを小道具に、子どもたちが興味を持つように研究された内容でした。参加された先生方には、とても参考になったことと思います。
講演3 「化学物質過敏症と学校環境衛生について」
「環境過敏の子供を持つ親の会」の林代表より問題点が、るる説明され、まだまだ大変な状況であるということが理解されました。
現在、化学物質過敏症という病名は医療上コンセンサスを得られていない「症」であるということ。微量化学物質による体調不良の総称でまず病状ありき、ということ。
学校薬剤師としては、化学物質や換気の指導、薬剤の使用に関する指導などを丁寧にすることが考えられます。
私の担当校での経験によると、学校側、学校薬剤師が全面的に協力するという態度を示し、児童生徒やその保護者との信頼関係を築くことが第一と考えます。
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