恒例の学校薬剤師研修会も合計356名の参加で無事終了しました。学校薬剤師の執務、薬物乱用防止教室の講義例、化学物質過敏症と変化のある内容で研修していただきましたが、とても参考になったというアンケートの回答が多くあり、喜んでおります。今後も学校現場での活用をお願いします。
さてこのところいろいろな質問がきており、少し御紹介をしてみたいと思います。
Q1 学校から依頼されたが、黒板の検査はどのようにしたらいいか?
A1 バインダー本やマニュアルの本にもありますが、黒板の明度・彩度の検査表を使って
、黒板にあてながら、比色して検査します。基準値を参考に指導助言してください。
黒板が磨滅して光っているかどうかも大切な検査です。数か所の児童生徒の椅子に
腰かけて、黒板の文字が光ってよく見えないことがないかどうか検査します。不都合があれば、塗り替えを助言しましょう。
Q2 プールで遊泳後、水道水で眼を洗うとムチンを洗い流してしまうというが、どうしたらいいか?
A2 最近、プール後の洗顔用器具使用に関しいろいろと意見が聞かれますが、文部科学省からはとくにコメントが出ておりません。
洗顔用蛇口で眼を洗うときは、強い水圧の部分で洗うことは避けて、上向きの蛇口からでた水が下がるところ、即ち水柱の一番高いところで洗うと、眼に負担がかかりません。そんな指導をしたら如何でしょうか。
Q3 給食室のゴキブリが多く困っています。どうしたらいいか?
A3 まず、ゴキブリの卵は黒光りのする鞘に入っており薬剤では死なないので、冷蔵庫の後ろや食器棚の陰などをしっかり掃除すること。次にゴキブリがどの位いるかを粘着板のゴキブリ捕獲器具などで確認し、沢山いるようならコンバットなどのゴキブリ誘因作用のあるベイト剤を置いて駆除する。
なるべく避けたいが、次の段階では燻煙剤を使用する。これは夏休みなど長期給食室を使用しない時期に行うことが望ましい。実施時は煙が出るので近くの消防署に届けてください。使用後は食器など良く洗浄すること。
どうしても駆除の効果が上がらないときは最後の手段として、業者に委託することも考えられます。
Q4 プール水の細菌検査で、残留塩素が1mg/lあったにもかかわらず、大腸菌がプラスになってしまったがどうしたらいいか?
A4 雨が続いたりすると、プールの消毒が徹底されておらず、水が汚染されていた可能性があります。急に消毒剤を入れても、完全に消毒ができなかったことも考えられます。使用していない時も、0.4mg/l以上の残留塩素濃度を確保するように指導しましょう。
また、採水は丁寧にすること。採水後は冷蔵して運搬し、早めに検査することも大事です。
細菌検査がプラスになってしまったら、プール水を2〜3mg/lの残留塩素濃度に保ち、1日位かけてしっかり消毒し、再検査してから遊泳を許可しましょう。
研修会ご案内
1 例年行われている薬物乱用防止教育研修会が8月24日(日)9時50分より16時半まで国士舘大学世田谷キャンバス柴田会館3階で開催されます。
主催は日本学校薬剤師会と健康行動教育科学研究会。参加費3000円。当日参加も可能です。なお前日23日(土)はアルコール健康教育研修会も同会場で例年通り開催されます。これも当日参加可能です。
2 埼玉県学校薬剤師会技術研修会
例年実施している、検査方法などの技術講習会を9月28日(日)浦和駅前パルコ9階にて開催いたします。40名募集。
今年は二酸化炭素自動測定機を重点的に研修する予定です。参加ご希望の方は、支部長様まで申し込んでください。
3 「ダニを知るために」集中セミナー
日本環境衛生センター環境衛生部環境生物課主催で講義8月18日(月)と実習19日(火)のダニセミナーがあります。講義は12600円。実習は25200円。
ご希望の方は直接お問い合わせください。電話044−288−4878
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