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埼玉県学校薬剤師会 学薬だより
 
「学薬だより」より (12月号)
「学薬だより」白石美智子会長 / 
「第57回全国学校保健研究大会全国学校薬剤師大会に参加して」亀井雄幸戸田支部長
 
「学薬だより」
学校薬剤師会会長 白石美智子

 11月8日、9日、文部科学省主催の全国学校保健研究大会、日本学校薬剤師会主催の全国学校薬剤師大会が香川県高松に於いて盛大に開催されました。

  大会開会行事に続いて学校保健の功労に対し、埼玉県学校薬剤師会川口支部長の山岸勉先生が文部科学大臣表彰を受賞され、全国学校薬剤師大会では埼玉県学校薬剤師会亀井雄幸戸田支部長が日本学校薬剤師会表彰と共に河合製薬より河合賞、および可児・永山賞を受賞されました。
 学校薬剤師としての貢献はもちろん、日頃の会の運営や会員のご指導に感謝申し上げます。同時に日頃の学校薬剤師活動にご指導とご協力をいただいている県教育委員会謝村錦芳主幹に日本学校薬剤師会より感謝状が贈呈されました。

  また、18日の埼玉県学校薬剤師会技術講習会に先立ち、次の9名の先生方が、埼玉県学校薬剤師会永年勤続表彰を受けられました。心よりお祝い申し上げます。

平成19年度埼玉県学校薬剤師会表彰者

川口支部     海老沼 有利子 33年
熊谷支部     中根  敏雄   31年
深谷支部     須賀  一夫   30年
八潮支部     会田  雄一   29年
八潮支部     飯田  幸     27年
さいたま支部   野口 和宏    26年
川越支部     江森  洋一郎  25年
さいたま支部   大 原  守民  25年
さいたま支部   船津  一郎   25年


 さて、全国学校保健研究大会では「現代のいじめとその解決方法〜今大人のすべきこと」の演題で東京都児童相談センター・心理司山脇由貴子氏から講演がありました。
 氏は年間100家族以上の相談や治療を受け持つ傍ら、話題の「教室の悪魔」の著者として知られています。現場を知り尽くした人しか判りえない現代の教室の実情が赤裸々に語られました。教室の悪魔という題が相応しい実情だという話に、寒気を覚えたのは、私一人ではなかったと思います。
 いじめは親や先生に判らないように巧妙に行われ、被害者もそれを隠し通し、親に気づかれる時、加害者に謝るような現状である。正常な精神状態ではない。メールやインターネットなど匿名で行うことで、急速に状況は悪化している。被害者を守るべきである。

 午後4時からは全日空ホテルにおいて、全国学校薬剤師大会が開催されました。日本薬剤師会児玉副会長は来賓挨拶として「今後ますます学校薬剤師は重要になり、薬学生の研修でも学校薬剤師の分野は欠かせないものであり、日本学校薬剤師会と連携していきたい」と話されました。

 翌日は10の課題別研究協議会が開催され、それぞれ担当の部会に参加し研修しました。
 白石は第10課題「安全で豊かな社会と健康を守り育てるための喫煙、飲酒、薬物乱用防止教育の進め方」に参加。コーディネーター埼玉県教育委員会謝村主幹の進行で、小、中、高校の全校を挙げた高度な取り組みが発表され、神戸大学川端教授の講義、会場の活発な意見交換もあって、有意義な半日でした。薬物乱用は他人事ではなく、自分の身近にあることを理解させ、ライフスキルのなかでもセルフエスティームを確立させることが重要。

 本田副会長と亀井支部長は第8課題「快適な学校環境つくりをめざす学校環境衛生活動の進め方」に参加。亀井支部長の報告はホームページに掲載します。
 なお、今年度の薬物乱用防止教育事例集は、県学薬のホームページからすぐ見られます。ぜひご活用ください。

 11月13日付けで県教育委員会から、県立学校のダニの簡易検査依頼があり、学校薬剤師が指導助言をするよう求められました。詳細は支部長に連絡済みです。よろしくお願いします。
「第57回全国学校保健研究大会 全国学校薬剤師大会に参加して」
学校薬剤師会戸田支部支部長 亀井雄幸
見事な青空の下、11/8,9 四国の玄関口、高松の二会場で夫々、特別講演、研究発表が行われた。当会には初めての参加でしたが、全国から学校薬剤師約200名を含む教職員等1000名以上の参加者で盛大な大会であった。

第1日 講   演:東京都児童相談センター心理司 山脇由貴子氏
            「現代のいじめとその解決方法〜今、大人のすべきこと〜」と題し、い
            つも現実と向かい生で接し乍ら解決を計って行く、心を通わす努力を
            感じとった。

     特別講演:ノートルダム清心学園理事長 渡辺和子先生
            「心豊かに生きる」と言うテーマで生涯は心に愛を持ち、愛をこめて接
             し続ける事の有難さ、尊さに感銘を受けた。


第2日 課題別協議会(第8課題)
      学校環境衛生:快適な学校環境つくりを目指す環境衛生活動の進め方。
     高松市学校薬剤師会 木村先生の発表から抜粋

イ 高松市、3年で1市6町が合併、合同研修会を行い、検査の方法、事後措置
   の統一を図った

ロ (小、中、高、幼) 総数103校 学校薬剤師37名(平均2.8校担当)
   {水質班、空気班、給食班、寄生虫班、学術班}各検査の準備、結果、集計
  広報通信班、行事・情報etcの連絡

ハ 一斉検査について

教室の空気検査:
落下細菌の培養は孵卵器を使い各自が行う。

飲料水:
高置水槽1ケ所につきその末端蛇口1ケ所で化学検査と細菌検査を行う。
またウォータークーラー水については細菌検査と残留塩素を検査する。

プール水:
トリハロメタン検査の必要性に意見は有るが、より安全性の視点から現段階では必須(コーディネーター助言)
毎年問題になるケースとして、残留塩素が基準の0.4ppm以上あるのに細菌検査が陽性になる場合は、残留塩素の管理を一層細かく指導する
(どの様に?頻度、数値etc)    
(註)今年度は気候の故か原因不明だが一般細菌、大腸菌群の検出が多か
った由、改訂基準により今秋より、大腸菌群は大腸菌となり大きく減ると思わ
れます。

給食場器具の細菌検査:
大腸菌郡培養フードスダンプを用い主な使用器具5ケ所の検査を行う。
検査後のフードスタンプは孵卵器に入れ培養後の判定も各自行う。

二 高松市学校薬剤師としては現在行っている学校環境衛生の基準を進めて
   行く中で、
   1)検査項目が増えたことによる新しい検査方法の定期的な研修の必要性
   2)数年間を通じて検査結果の良好な項目について検査対象、検査回数の
     見直しの必要性。例)プール水のトリハロメタン、教室内のトルエン

        上記2点を今後の検討課題として行きたいと思う。

以上、今後の参考とさせて頂く項目を記述させて頂きました。
 
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